方言「ざんぞ」を解説

「ざんぞ」はどこの言葉?

方言クマ
方言クマ

「ざんぞ」は福島県の方言だよ。

「ざんぞ」は標準語で?

ざんぞ

  標準語で、『陰口』

方言ハチ
方言ハチ

「ざんぞ」は、標準語の『陰口』と同じ意味だよ。

「ざんぞ」はどういう意味?

「ざんぞ」は陰口をたたくこととして使われます。

方言イヌ
方言イヌ

「ざんぞする」「ざんぞ語る」という表現になるよ。

「ざんぞ」は宮城県でも使われています。

「ざんぞ」の語源・由来

方言博士
方言博士

「他人を陥れようとして、ことさら悪く訴えること」を意味する古語の「ざんぞ」が由来と言われています。

「ざんぞ」は「天皇に人のことをあしざまに告げる」という意味の「ざんそう」が転じたものと言われていて、江戸時代に「陰口を言う」という意味が生じました。

方言博士
方言博士

『仙台浜萩』に「さんぞする 其人の居ぬ所にてあしくいふ事 かけごと」と記されています。

助手ヒヨコ
助手ヒヨコ

古語の「ざんぞ」は漢字で「讒訴」という難しい漢語です。

「ざんぞ」の使い方

方言ネコ
方言ネコ

そったにざんぞかだるんでがえん

方言ペンギン
方言ペンギン

ほんと、そうだね。

人の悪口ばかり言ってても、ええことないし、自分の心も汚れちゃうばい。

「ざんぞ」の例文

方言ゾウ
方言ゾウ

そったにざんぞかだるんでがえん

標準語ウサギ
標準語ウサギ

そんなに陰口をするものではない

方言ゾウ
方言ゾウ

姑のざんぞばっかし言う嫁

標準語ウサギ
標準語ウサギ

姑の陰口ばかり言う嫁

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