「やばつい」はどこの言葉?
方言クマ
「やばつい」は宮城県の方言だよ。
「やばつい」は標準語で?
やばつい
標準語で、『湿っぽくて気持ち悪い』
方言ハチ
「やばつい」は、標準語の『湿っぽくて気持ち悪い』と同じ意味だよ。
「やばつい」はどういう意味?
「やばつい」は「湿り気や冷たさで気持ち悪いさま」を言います。
方言イヌ
雨に濡れて気持ち悪い時に使うんだね。
「やばつい」は山形県や福島県でも使われています。
「やばつい」の語源・由来
方言博士
古語「やまし(疾し)」の転じたものと考えられています。
「やまし」は「病む」と関係があり、「気分がすぐれない」「気に病んでいるさま」「うしろめたい」の意味で用いられていました。
標準語には「うしろめたい」の意味が継承されましたが、方言では前二者の意味を変化させたのであろうと考えられます。
助手ヒヨコ
『仙台浜萩』に「やばちひ きものなとぬらしてつめたき事 きびがわるひ」と、この言葉のニュアンスを的確に伝えています。
「やばつい」の使い方
方言ネコ
おしめ、やばつくなっていいんか
方言ペンギン
ああ、見とくがね。
やばつくなってたら、すぐに変えてやらないかん。
「やばつい」の例文
方言ゾウ
おしめ、やばつくなっていいんか
標準語ウサギ
赤ちゃんのおむつがしめっていないか?
方言ゾウ
このシャツなまがわぎでやばついな
標準語ウサギ
このシャツはよく乾いていなくて気持ちが悪いよ