「しね」はどこの言葉?
「しね」は青森県の方言だよ。
「しね」は標準語で?
しね
標準語で、『かたい』
「しね」は、標準語の『かたい』と同じ意味だよ。
「しね」はどういう意味?
青森の人たちは、物が固いことを表す時に「しね」と言います。
たとえば、リンゴを食べる時に、もしリンゴがすごく固かったら、「このリンゴ、しねえね」と言うんだよ。
これは「このリンゴ、固いね」という意味になるんだ。
また、パンが焼きすぎて固くなった時も、「このパン、しねえなあ」と言ったりするよ。
これは「このパン、固いなあ」ということだね。
青森の方言は、他の地域とは違う言い方があって面白いです。
「しね」の語源・由来
標準語の「固い」は、本来「こたい」と発音されていたと考えられます。
その後、青森県の方言では「こ」が「し」に変化したため、「しね」になったという説です。
具体的には、古代日本語の「こ」は、中世日本語では「し」と発音されるようになったと考えられています。
その後、青森県の方言では、この音変化がさらに進み、現代では「しね」と発音されるようになったと考えられます。
いずれにせよ、「しね」という言葉は、青森県独自の文化や言語の背景の中で発展してきた言葉です。方言はその地域の歴史や文化を反映しており、このような言葉一つ一つに、地域の特色や歴史が込められているのです。
「しね」の使い方
おい、このリンゴ、どうしたんだ?めっちゃしねえじゃねえか。
ああ、それな。ちょっと冷蔵庫に入れておいたら、固くなっちまったんだよ。
リンゴは温かいところに置いといた方がいいって、おばあちゃんが言ってたぞ。
そうだね、次からは気をつけるよ。でも、しねえリンゴって、ジュースにすると美味しいんだよな。
「しね」の例文
このナシ、食べられねえくらいしねえな。
この梨、食べられないくらい固いね。
冬になると土がしねえから、掘るの大変だ。
冬になると土が固くて、掘るのが大変だ。
昨日のパン、今日はもうしねえで食べられねえ。
昨日のパンは、今日になるともう固くて食べられない。
この木、しねえから釘が打ちにくいわ。
この木は固いから、釘が打ちにくいな。