方言「ろーず」を解説

「ろーず」はどこの言葉?

方言クマ
方言クマ

「ろーず」は宮城県の方言だよ。

「ろーず」は標準語で?

ろーず

  標準語で、『庭』

方言ハチ
方言ハチ

「ろーず」は、標準語の『庭』と同じ意味だよ。

「ろーず」はどういう意味?

「ろーず」は庭のことで、特に植え込みや花壇のことです。

方言イヌ
方言イヌ

方言を知らないと、バラみたいに聞こえちゃうね。

「ろーず」の語源・由来

方言博士
方言博士

現代語で、農作物について「ハウス物」に対して「露地物」と言う時の「露地」に由来します。

「ろじ」は、元来「剝き出しの土地」を意味していましたが、やがて「市中の狭い通路」や「庭内の通路」を指すようになり、前者は「路地」と表記されるようになりました。

方言博士
方言博士

一方で、宮城の「ろじ」は、後者の意味が、特に「茶室に至る通路」に限定され、さらに「茶室に面した庭」をも指すようになったものです。

茶室の庭は花壇や草花を避けたため、「植え込み」や「花壇」の意味は庭一般をさすようになってから生じたものと考えられています。

助手ヒヨコ
助手ヒヨコ

地名の由来を解説した『仙台鹿の子』には、仙台藩お抱えの庭師を住まわせた町名について、「路地町は御路地衆居る故に御路次町という」とあり、藩政時代には「ろじ」が「庭」の意味で定着していたことがうかがわれます。

「ろーず」の使い方

方言ネコ
方言ネコ

どーぞろーずのほーがらおへんなぇ

方言ペンギン
方言ペンギン

ああ、そうかね。ありがとね。

ろーずのほーから入るべ。

「ろーず」の例文

方言ゾウ
方言ゾウ

どーぞろーずのほーがらおへんなぇ

標準語ウサギ
標準語ウサギ

どうぞ庭のほうからお入りください

方言ゾウ
方言ゾウ

いーおろずであらさっこたねす

標準語ウサギ
標準語ウサギ

立派なお庭でございますね

タイトルとURLをコピーしました