方言「おどろく」を解説

「おどろく」はどこの言葉?

方言クマ
方言クマ

「おどろく」は島根県の方言だよ。

「おどろく」は標準語で?

おどろく

  標準語で、『目が覚める』

方言ハチ
方言ハチ

「おどろく」は、標準語の『目が覚める』と同じ意味だよ。

「おどろく」はどういう意味?

「おどろく」は「目が覚める」の意味です。

方言イヌ
方言イヌ

標準語で「おどろく」と言えば、ビックリすることだよね。全然違うね!

「おどろく」は広島県でも使われています。

「おどろく」の語源・由来

方言博士
方言博士

「おどろく」が「目が覚める」の意味で使われていたのは古くからで、奈良時代には例がありました。

平安時代の『源氏物語 夕顔の巻』にも「物に襲はるる心ちしておどろき給へれば、灯も消えにけり(もののけに襲われた気がして、目覚められたところ、灯火も消えていた)」と出てきます。

方言博士
方言博士

標準語の「びっくりする」にあたる意味も同じころから使われていましたが、なぜか「目覚める」の意味は方言の世界だけで生き続けています。

かつて都で使われていた言葉が各地に広まったため、東北地方でも方言として残っています。

助手ヒヨコ
助手ヒヨコ

例えば、怖い夢を見て、「おどろいて目が覚める」って言うことがありますが、地域によっては、「目が覚めて目が覚める」って変な感じの言葉になります。

「おどろく」の使い方

方言ネコ
方言ネコ

このごらー、夜中に何度もおどろいてしまう

方言ペンギン
方言ペンギン

そうかいな、ちと心配じゃね。

よう寝れんと体にこたえるけぇ、ちっと気楽に構えてみい。

「おどろく」の例文

方言ゾウ
方言ゾウ

悪い夢をみておどろいた

標準語ウサギ
標準語ウサギ

悪い夢をみて目が覚めた

方言ゾウ
方言ゾウ

このごらー、夜中に何度もおどろいてしまう

標準語ウサギ
標準語ウサギ

この頃は、夜中に何度も目が覚めてしまう

タイトルとURLをコピーしました