方言「くされたまぐら」を解説

「くされたまぐら」はどこの言葉?

方言クマ
方言クマ

「くされたまぐら」は秋田県の方言だよ。

「くされたまぐら」は標準語で?

くされたまぐら

  標準語で、『何にでも口出しする人』

方言ハチ
方言ハチ

「くされたまぐら」は、標準語の『何にでも口出しする人』と同じ意味だよ。

「くされたまぐら」はどういう意味?

「くされたまぐら」は他人のことに何でも関わっておせっかいをする人です。

方言イヌ
方言イヌ

例えば、友達が何かをしているときに、「こうした方がいいよ」とか、「それ、違うよ」と、自分のことでもないのにいろいろ言っちゃう人がいるじゃない?

そういう、ちょっとおせっかいな人のことを「くされたまぐら」と呼ぶんだね。

邪魔をする人にも使われます。「ぽっこれたまぐら」とも言います。

「くされたまぐら」の語源・由来

方言博士
方言博士

「たまくら」は、釜や鉈などの刃を柄に固定するためにはめてある金属の輪のことです。

「万葉集」などにみられる、腕輪を意味する「玉釧(たまくしろ)」が由来と言われています。

方言博士
方言博士

「くされ」は「腐れ」の意味ですが、人を侮蔑する意味を付加する接尾辞としても用いられます。

腐ったたまぐらは、緩くなってしまい、何の柄にもはまるが、それでは何の役にも立たないことから、役にも立たないのにあれこれと人の事に関わっておせっかいをする人のことを言います。

助手ヒヨコ
助手ヒヨコ

「ぽっこれたまぐら」の「ぼっこれ」は「ぶち壊れ」を意味していますよ。

「くされたまぐら」の使い方

方言ネコ
方言ネコ

あれだば何さでもはまるくされたまぐらだ。

方言ペンギン
方言ペンギン

ああ、そうだねぇ。

あのひと、ほんとにどんなことにでも口出ししてくるから、たまには疲れるけどな。

「くされたまぐら」の例文

方言ゾウ
方言ゾウ

あれだば何さでもはまるくされたまぐらだ。

標準語ウサギ
標準語ウサギ

あいつは何にでも口を出すやつだ。

方言ゾウ
方言ゾウ

あのくされたまぐら、こごさも面出してるが。

標準語ウサギ
標準語ウサギ

あのおせっかい者、ここにも顔をだしているのか。

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