方言「かく」を解説

「かく」はどこの言葉?

方言クマ
方言クマ

「かく」は福井県の方言だよ。

「かく」は標準語で?

かく

  標準語で、二人で持ち上げる。

方言ハチ
方言ハチ

「かく」は、標準語の二人で持ち上げる。と同じ意味だよ。

「かく」はどういう意味?

「かく」は持ち上げたり担いだりすることで、一人ではなく複数で一緒に運ぶ場合に使うようです。

方言イヌ
方言イヌ

標準語の「かく」を使うときは文字を書いたり、痒いところをかいたりする時に使うけど、運ぶには使わないよね。

「かく」は大阪や兵庫、徳島、愛媛でも使われています。

「かく」の語源・由来

方言博士
方言博士

この言葉の由来や語源について考えると、複数の説が存在しますが、一般的に受け入れられているのは、古くからの「掻く」や「駆く」に由来するという説です。

「掻く」という動詞は、もともと「何かを引っ掻いて動かす」や「地面を掘って進む」といった意味合いで使用されていました。

これが転じて、「物を引き寄せる」「物を持ち上げて移動させる」という行為を指すようになったと考えられています。

方言博士
方言博士

また、「駆く」という言葉にも注目する価値があります。

「駆く」には「急ぐ」「追い立てる」といった意味がありますが、これが「物を迅速に動かす」ことを意味するようになり、最終的に「かく」という形で定着したという説もあります。

助手ヒヨコ
助手ヒヨコ

山笠や神輿を担ぐ男達のことを「舁き手(かきて)」といいます。

「かく」の使い方

方言ネコ
方言ネコ

この机おぼてーで、おめ、ほっちかいてくれや

方言ペンギン
方言ペンギン

わかったちゃ、いっしょに持とうかいな

「かく」の例文

方言ゾウ
方言ゾウ

この机おぼてーで、おめ、ほっちかいてくれや

標準語ウサギ
標準語ウサギ

この机は重たいから、お前、そちらをいっしょに持ち上げてくれよ

方言ゾウ
方言ゾウ

ちょっとそっちかいてんか

標準語ウサギ
標準語ウサギ

ちょっとそちらを持ち上げてよ

方言ゾウ
方言ゾウ

おい、ちょっとそっちのすま、かいてくれや

標準語ウサギ
標準語ウサギ

おい、ちょっとそっちの隅を持ち上げてくれよ

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