方言「げんね」を解説

「げんね」はどこの言葉?

方言クマ
方言クマ

「げんね」は鹿児島県の方言だよ。

「げんね」は標準語で?

げんね

  標準語で、『恥ずかしい』

方言ハチ
方言ハチ

「げんね」は、標準語の『恥ずかしい』と同じ意味だよ。

「げんね」はどういう意味?

「げんね」は恥ずかしいという意味です。

方言イヌ
方言イヌ

例えば、友達の前でつまずいて転んじゃったり、間違えて変なこと言っちゃった時に、顔が赤くなるあの感じ。

それが「げんね」ってことなんだよ。

鹿児島県甑島では「げーもなか」となり、「恥ずかしい」のほか「面白くない」「生意気だ」という意味にもなります。

「げんね」の語源・由来

方言博士
方言博士

「芸もない」「芸のない」から変化したものと考えられます。

ここでの「芸」は「芸が細かい」というような、「気配りが行き届いている」の意味に近いです。

方言博士
方言博士

来客があった時などに、十分なもてなしが出来なかったことを、「げんねかった」と言うのが、もともとの言い方と言われています。
気配りが行き届かなかったことを恥ずかしく思う気持ちから、現在の意味用法になったのだと言われています。

助手ヒヨコ
助手ヒヨコ

「げんね」は宮崎県でも同じように使われています。

「げんね」の使い方

方言ネコ
方言ネコ

シャツば裏表に着ちょった。ほんにげんねかったー。

方言ペンギン
方言ペンギン

あらら、そんなこともあるばい。

シャツ裏表に着るなんて、本当にげんねかったろうけど、誰にでもそういう日はあるって。

次は気をつけたらええさ。

「げんね」の例文

方言ゾウ
方言ゾウ

シャツば裏表に着ちょった。ほんにげんねかったー。

標準語ウサギ
標準語ウサギ

シャツを裏表反対に着ていたよ。ほんと、恥ずかしかったー。

方言ゾウ
方言ゾウ

おかまいもせんじ、げんねこっごあした。

標準語ウサギ
標準語ウサギ

おかまいもしませんで、お恥ずかしいことでした。

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