方言「あっぺとっぺ」を解説

「あっぺとっぺ」はどこの言葉？

方言クマ

「あっぺとっぺ」は宮城県の方言だよ。

あっぺとっぺ

　　標準語で、『つじつまの合わないこと』

方言ハチ

「あっぺとっぺ」は、標準語の『つじつまの合わないこと』と同じ意味だよ。

「あっぺとっぺ」は「ちぐはぐ」や「とんちんかん」といった意味です。

方言イヌ

「あっぺとっぺ」って言葉が面白いね。

富山県では「あっぺこっぺ」、茨城県では「あぺこぺ」という言い方で使われます。

方言博士

「あべこべ」から「あぺこぺ」を経て、さらに第三音節が「と」に変化して成立しました。

「あぺこぺ」は、『仙台浜荻』に「ちぐはぐ　物の揃はぬ事あぺこぺ」とあり、江戸語として広く用いられたことがうかがえます。

方言博士

「あべこべ」は「彼辺此辺」に由来し、「あ（彼）」は遠くのもの、「こ（此）」は近くのものを指します。現代語の「あちこと」「あれこれ」などにもみられるものです。「あべこべ」の期限は江戸期で比較的新しく、それ以前は「かへさま（返様）」「うらうへ（裏表）」などと表現していました。

助手ヒヨコ

ちなみに、「かへさま」は「かっちゃ」「かえちゃ」などの形で全国的に盛んに用いられています。

方言ネコ

あんだ、あっぺとっぺ語ったら、何言ってんだがさっぱりわかんね

方言ペンギン

わかった、わかった。もうちょっとわかりやすく話すように心掛けるばい。

話の順序がめちゃくちゃだったんだな。

方言ゾウ

あんだ、あっぺとっぺ語ったら、何言ってんだがさっぱりわかんね

標準語ウサギ

あなたは順序立てて話さないから、何を言おうとしているのか全くわからない。