「あかせな」はどこの言葉?
「あかせな」は和歌山県の方言だよ。
「あかせな」は標準語で?
あかせな
標準語で、『駄目だ』
「あかせな」は、標準語の『駄目だ』と同じだよ。
「あかせな」はどういう意味?
「あかせな」は駄目だという時に使われます。
友だちが何かやろうとしているけど、それが良くないことだったり、ルールに反していたりする時に使うんだよ。
たとえば、学校で走ってはいけないのに友だちが走ろうとしている時、「あかせな!」って言うと、「それは駄目だよ!」って言ってるのと同じなんだ。
「あかせな」は、和歌山県の方言の中でも、比較的よく使われる言葉です。
日常会話や、テレビやラジオなどのメディアでも、よく耳にする言葉です。
「あかせな」の語源・由来
「あかせな」は、古語の「あかす」に由来するとされています。
古語の「あかす」には、「いけない」「してはならない」などの意味があります。
「あかせな」は、この「あかす」を連用形にした「あかせ」に、否定助詞「な」をつけたものです。
つまり、「あかせな」は、古語の「あかす」の意味を受け継いでおり、「いけない」「してはならない」という意味の言葉であると言えます。
「明かす」とは「明らかにする」、「さない」は否定の接尾語で、「しない」という意味です。
したがって、「あかせな」は「明らかにしない」や「教えない」という意味合いを持っています。
なお、和歌山県の一部では、「あかせな」を「あかせん」と発音する地域もあります。
この場合も、意味は同じです。
「あかせな」の使い方
あの木に登って遊ぼうよ。
えっ、危ないでしょ。あかせな。
大丈夫だよ。何かあったら助けるから。
でも、万が一のことを考えたらあかせな。
「あかせな」の例文
その仕事、今日中にはあかせな。
その仕事、今日中にはできない。
あかせなことばっかり言うと、何も始まらへんで。
無理だとばかり言っていると、何も始まらないよ。
彼に頼んでも、あかせなやろ。
彼に頼んでも、駄目だろう。
試験勉強せんと、合格はあかせな。
試験勉強しないと、合格は無理だ。