「あからん」はどこの言葉?
「あからん」は熊本県の方言だよ。
「あからん」は標準語で?
あからん
標準語で、『つまらない』
「あからん」は、標準語の『つまらない』と同じように使われるよ。
「あからん」はどういう意味?
「あからん」は『つまらない』と同じように使われます。
たとえば、退屈な授業を聞いているときに、「この授業、あからんなぁ」と思ったりするんだね。
熊本では、こんなふうに「つまらない」ことを「あからん」と言います。
「あからん」の語源・由来
「あからん」の「あか」は、「赤」という意味ですが、ここでは直接的な色を指すのではなく、比喩的な意味で使われています。
この場合の「赤」は、何かが目立つか、目を引くという意味から転じて、その反対、つまり「目立たない」「興味を引かない」などの意味で用いられることがあります。
「らん」は否定の接尾語で、これが全体の意味を否定的なものにしています。
つまり、「あからん」とは、文字通りに解釈すると「赤くならない」、すなわち「目立たない」「面白みがない」というニュアンスを持ちます。
方言はその地域の文化や生活様式が反映されるもので、熊本県の場合も地域のコミュニティや人間関係の特性が「あからん」という言葉の成立に影響を与えた可能性があります。
「あからん」の使い方
昨日のテレビ番組、見た?
うん、見たけど、正直あからんかった。
そう? どこがあからんかったん?
内容がいまいちで、笑えんかったんよ。
「あからん」の例文
この映画、話題になってるけど、実はあからんと思うばい。
この映画、話題になっているけれど、実はつまらないと思うよ。
新しいカフェ行ったけど、雰囲気も味もあからんかった。
新しいカフェに行ったけど、雰囲気も味も面白みがなかった。
彼の話、いつも長くてあからん。聞いてて眠くなるわ。
彼の話はいつも長くてつまらない。聞いていると眠くなるわ。
今日の授業、まったくあからんかった。全然集中できんかった。
今日の授業は全く面白くなかった。全然集中できなかった。