方言「あいまち」を解説

「あいまち」はどこの言葉?

方言クマ
方言クマ

「あいまち」は島根県の方言だよ。

「あいまち」は標準語で?

あいまち

  標準語で、『事件や事故』『〈やや大きい〉怪我』

方言ハチ
方言ハチ

「あいまち」は、標準語の『事件や事故』『〈やや大きい〉怪我』という意味なんだよ。

「あいまち」はどういう意味?

「あいまち」は事件や事故』『〈やや大きい〉怪我』を表す時に使われます。

方言イヌ
方言イヌ

例えばね、車がぶつかって大きな事故が起きたとき、そういうのを「あいまちがあった」と言うんだ。
また、すごく痛い怪我をした時も、「あいまちした」と表現するんだよ。

島根県では、そんなふうに大きなトラブルや大きな怪我のことを「あいまち」という言葉で表現します。

「あいまち」の語源・由来

方言博士
方言博士

「あいまち」は、「あいまち」という言葉は、もともと「愛傷(あいしょう)」という言葉が変化したものとされています。
「愛傷」とは、古い日本語で「傷」や「怪我」を意味する言葉です。
時間が経過するにつれて、「愛傷」が方言として変化し、「あいまち」という形になったと考えられています。

方言博士
方言博士

特に島根県では、この言葉が「事件や事故」や「大きな怪我」を指す言葉として使われるようになりました。

助手ヒヨコ
助手ヒヨコ

つまり、「あいまち」という方言は、「愛傷」から派生し、独自の意味を持つようになった言葉なんですね。

「あいまち」の使い方

方言ネコ
方言ネコ

昨日の夜、近所で大きな事故があったって聞いたけど、本当?

方言ペンギン
方言ペンギン

ああ、ほんまに。車同士がぶつかって、大きなあいまちがあったんや。

方言ネコ
方言ネコ

それは大変やね。けが人はおった?

方言ペンギン
方言ペンギン

うん、何人かあいまちして、救急車で運ばれたらしい。

方言ネコ
方言ネコ

みんな早くよくなってほしいね。

「あいまち」の例文

方言ゾウ
方言ゾウ

昨夜の交通事故、えらいあいまちやったらしいで。

標準語ウサギ
標準語ウサギ

昨夜の交通事故、ひどい事故だったらしいよ。

方言ゾウ
方言ゾウ

工事現場であいまちがあって、作業がストップしたんや。

標準語ウサギ
標準語ウサギ

工事現場で事故があって、作業が止まったんだ。

方言ゾウ
方言ゾウ

サッカーしてて、あいまちして脚を骨折した子がおるって。

標準語ウサギ
標準語ウサギ

サッカーをしていて、事故で足の骨を折った子がいるって。

方言ゾウ
方言ゾウ

あの曲がり角はあいまちが多いから気をつけてな。

標準語ウサギ
標準語ウサギ

あの曲がり角は事故が多いから気をつけてね。

方言ゾウ
方言ゾウ

あいまちした時は、すぐに救急車を呼ばなあかん。

標準語ウサギ
標準語ウサギ

事故に遭った時は、すぐに救急車を呼ばなければいけない。

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