方言「あえぶ」を解説

「あえぶ」はどこの言葉?

方言クマ
方言クマ

「あえぶ」は茨城県の方言だよ。

「あえぶ」は標準語で?

あえぶ

  標準語で、『歩く』『歩いて行く』

方言ハチ
方言ハチ

「あえぶ」は、標準語の『歩く』『歩いて行く』と同様の意味です。

「あえぶ」はどういう意味?

「あえぶ」は『歩く』『歩いて行く』を表す時に使われます。

方言イヌ
方言イヌ

例えば、学校に行くときにバスに乗らずに、自分の足でちゃんと歩いて行くことを、「あえぶ」と言うんだよ。

「あえぶ」っていう言葉は、宮城や山形、福島でも使われます。

「あえぶ」の語源・由来

方言博士
方言博士

「歩く」意の「あゆむ」が平安時代以降「あゆぶ」となり、さらに変化して「あえぶ」になりました。

この語は江戸の話ことばでも「あいぶ」「ええぶ」の形でよく用いられたため、「歩く動作」や「ある目的地に向かうこと」などを包括的に表す語として、東日本、とりわけ東北地方に広がったものと考えらえます。

助手ヒヨコ
助手ヒヨコ

命令形「あえべ」は、同行を促す表現としてよく用いられます。

「あばえ」、「あばいん」は、宮城県で使われる丁寧形。

「あえぶ」の使い方

方言ネコ
方言ネコ

買い物あぇべ

方言ペンギン
方言ペンギン

あらよかったねぇ。

おぼごがあえぶよになったなんて、ほんとに成長したんだね。

「あえぶ」の例文

方言ゾウ
方言ゾウ

買い物あぇべ

標準語ウサギ
標準語ウサギ

買い物に行こう

方言ゾウ
方言ゾウ

おら家のおぼごも、よーやっとあえぶよになりした

標準語ウサギ
標準語ウサギ

うちの子もやっと歩くようになりました。

方言ゾウ
方言ゾウ

あんたもあばいん

標準語ウサギ
標準語ウサギ

あなたも一緒に行きましょう

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